とらんぷ館

ご挨拶

探偵小説の墓碑銘とまでいわれ、
夢野久作 の『ドグラ・マグラ』、小栗虫太郎の 『黒死館殺人事件』と並び、
「三大奇書」「三大アンチ・ミステリ」と称される『虚無への供物』。

現在は創元ライブラリの『中井英夫全集』や講談文庫の『新装版 虚無への供物』は、
残念ながら入手が難しい中井作品ですが、中井英夫の作品は『虚無への供物』 だけではありません。

幻想小説系アンソロジーに頻繁に収録される『とらんぷ譚』 の名短編の数々。
短歌雑誌の編集者だった経歴を活かした暗号の出てくる『人形たちの夜』。
掲載雑誌の廃刊に伴い未完となった『蒼白者の行進』など、名作の数々があります。

このサイトが、『虚無への供物』に魅了された方々にとって、
他の中井作品への橋渡しとなることを願ってやみません。

お知らせ

2017/03/18 「短歌研究」4月号で特集『新発見 寺山修司から中井英夫への手紙』。

『新発見 寺山修司から中井英夫への手紙』が掲載されています。3月21日発売。本多正一氏「現代短歌の起点――中城ふみ子、寺山修司、中井英夫」を寄稿。

2014/11/05 ミステリー資料館にて「反世界から半世紀──中井英夫展」開催

ミステリー資料館にて2014年11月7日(金)~2015年2月28日(土)、「反世界から半世紀──中井英夫展」が開催されます。

12月9日、10日限定で『ドグラ・マグラ』草稿、『黒死館殺人事件』原稿、『虚無への供物』草稿が展示されます(両日以外も、会期中は前2者をレプリカにて展示)。展示会も予定されてるとのことです。

http://www.mys-bun.or.jp/news/index.html#20141104news

2014/10/27 10/27~11/3まで「本多正一 写真と仕事展」開催

神田古本祭りにて「本多正一 写真と仕事展 私的文人交流録 ─Here Today(1989-2014)」が開催されます。中井英夫の資料なども展示。
10月27日~11月3日まで。

以下、サイトより引用

中井英夫、埴谷雄高、渡辺啓助、西井一夫、宇山秀雄、黒岩比佐子ら、ゆかりのあった人々をポートレイトと資料で紹介。再評価に尽力した装幀画家・村上芳正の原画、中井英夫×中城ふみ子 往復書簡など貴重な資料も多数展示。
(主催/神田古書店連盟)
日 時 10月27日(月)~11月3日(月・祝)
11:00~18:00(最終日 ~16:30)
会 場 東京古書会館 2F情報コーナー
入場料 無料

http://www.navi-bura.com/special/1410furuhonfes_event02.php